某大手国有銀行のマネージャーである張玉氏は、深刻化する販売圧力に直面している。これは自行の金融商品の期待収益率が低いためではなく、他行の収益率の方が高いためだ。張氏は事実上、金融商品の価格競争に巻き込まれている。この競争の中には、都市銀行、株式制商業銀行、大手国有銀行が含まれる。各行の主な目的は、預金の確保だ。張氏は微信(WeChat、インスタントメッセンジャーの一種)の友人グループに、「85日物、年間収益率は6.5%、5万元から、元本保証」という情報を送り、多くの顧客の注目を集めようとした。これまでと比べ、この新商品の収益率は非常に高くなっているが、張氏は依然として懸念を払拭できていない。「これも仕方がない、一部の中小銀行の収益率の方がもっと高いのだから」。27日付中国証券報が伝えた。