日経平均は154円安と4日続落、図研や大成建が売られる
5日の日経平均株価終値は、154円19銭安の1万5320円31銭と4日続落。
前日のNYダウが5日ぶりに反発したことを好感し、日経平均は32円37銭高の1万5506円87銭で取引をスタート。前場は企業決算への期待もあり前日終値付近でのもみ合いが続き、小幅安で取引を終えた。
後場に入ると先物主導と見られる売りが下げを主導し、日経平均は午後2時前から大幅下落。一時は161円安まで売られる場面もあった。
個別株では、4―6月期の最終赤字が拡大した図研 <6947> が急落。取引時間中に大幅減益となる1Q決算を発表した大成建設 <1801> 、4―6月期の純利益が6割減となった日本製鋼所 <5631> なども大幅に下げ、1Qの純利益が17%減となった日本ペイント <4612> や、今3月期予想を増額したが利益確定売りに見舞われたブラザー工業 <6448> も軟調となっている。
一方、4―6月期の営業利益が5倍増と観測された不動テトラ <1813> が急伸し、1Q営業利益が28%増となったカルビー <2229> は年初来高値を更新。1Q業績と同時に自社株買いを発表した大林道路 <1896> や、1Q営業利益が60%増となったDMG森精機 <6141> 、6月中間期業績が市場予想を下回った楽天 <4755> なども大きく買われている。
また、新クラウドサービスをの提供を開始したシグマクシス <6088> 、6月中間期予想を上方修正した高橋カーテンウォール工業 <1994> はストップ高まで買われ、好調な1Q決算が好感されたパーカーコーポレーション <9845> も一時ストップ高を付けた。
業種別では、医薬品のみが上昇し、ノンバンク、倉庫、機械、水産、空運、保険株などが大きく下げた。(編集担当:片岡利文)
5日の日経平均株価終値は、154円19銭安の1万5320円31銭と4日続落。
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2014-08-05 15:00