中国国家工商総局、MS本社幹部への事情聴取実施 独禁法違反捜査への妨害やめるよう通達=中国メディア

 中国メディア・人民網は4日、中国政府・国家工商総局が同日に米マイクロソフト社の副ゼネラルカウンセルのメアリー・スナップ一行に対して、独占行為にかんする事情聴取を実施したことを報じた。  記事は、特別チームによる事情聴取とともに、同局が同社に対して中国国内の法律を厳格に順守し、いかなる方法による捜査への干渉、妨害も行わないよう通達したことを伝えた。これに対して同社側は、中国国内法律を順守し、同局の捜査に全面的に協力することを約束した。  同局は2013年6月、同社のソフトウェアであるWindowsやOfficeの関連情報が完全に公開されていないことによる互換性、抱き合わせ販売、文書、ファイル検証といった問題について、中国の独占禁止法に違反している疑いがあるとして調査を実施した。  また今年7月28日には捜査員100人を動員して、中国大陸にある同社の4拠点に対して同時に抜き打ち捜査を実施。捜査の対象には同社の副社長や高級管理職、マーケティングや財務関係者が含まれ、契約書や財務諸表のコピー、コンピューターやサーバー内の内部文書、メールなどのデータの収集、コンピューター2台の押収を行った。  なお、一部の主な捜査対象者が中国国内にいない、あるいは連絡が取れないために、抜き打ち捜査は完了していない状況にあったという。(編集担当:今関忠馬)
中国メディア・人民網は4日、中国政府・国家工商総局が同日に米マイクロソフト社のメアリー・スナップ副ゼネラルカウンセル一行に対して、独占行為にかんする事情聴取を実施したことを報じた。
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2014-08-05 16:45