帝繊維が急騰、６月中間期の好決算と株主優待新設を発表

　帝国繊維 <3302> が６日午後１時に、今１２月期の６月中間期業績を開示。株主優待制度の新設についても発表した。 　中間期の売上高は、前年同期比４５．６％増の２２０億６１００万円、営業利益は前年同期の２．３倍となる６０億８８００万円に拡大した。 　前期に受注した消防庁向け防災資機材や、電力会社など向けの大型防災資機材、セキュリティ関連の検知器用資機材などの好調により、防災セグメントの売上が急増。全体の業績をけん引している。 　同社の通期業績予想は、売上高３７０億円（前期比１２．９％増）、営業利益７７億円（同４．４％減）の従来計画を据え置いているが、中間期時点の進ちょく率は高い。 　また、同社は今期の１２月末時点の株主を対象に、株主優待制度を新設すると発表。１単元（１００株）以上保有の株主に対して、クオカード１０００円分と自社（リネン）製品３０００円を贈呈するという。 　帝繊維の６日の株価は、前場は前日終値付近でもみ合っていたものの、業績発表直後に急騰。１９７円高（９．５％高）の２２８０円まで買われた。６日終値は１０７円高の２１９０円。（編集担当：片岡利文）