日経平均は160円安で取引終了、6月27日以来の安値

 6日の日経平均株価は前日比160円52銭安の1万5159円79銭と5日続落し、終値としては6月27日以来の安値を付けた。  米国株の下落を嫌気した売りが先行した。ウクライナ情勢への懸念が再燃したことも買い手控えの一因。また、朝方に米スプリントがTモバイルUSの買収を断念と報じられたことで、スプリント親会社のソフトバンク <9984> が急落したことも日経平均の重しになった。  個別では、業績予想の下方修正で赤字に転じた大平洋金属 <5541> がストップ安を付け、中間期で赤字予想に転落したサニックス <4651> もストップ安配分された。15年3月期第1四半期で赤字転落のニチレキ <5011> や、赤字幅が拡大したパスコ <9232> も安い。第1四半期で営業益69.9%減ゼリア新薬工業 <4559> や、最終2ケタ減益だったカルソニックカンセイ <7248> も下落した。  半面、第1四半期で大幅増益の日本電子材料 <6855> はストップ高配分された。14年9月中間期業績予想を上方修正したバンダイナムコホールディングス <7832> も高い。また、「妖怪ウォッチ」関連玩具の「妖怪メダル」増産計画が伝わり、玩具卸のハピネット <7552> も急伸した。業績予想を上方修正した大日本スクリーン製造 <7735> 、第1四半期で営業2ケタ増益のクボタ <6326> なども堅調。(編集担当:宮川子平)
6日の日経平均株価は前日比160円52銭安の1万5159円79銭と5日続落し、終値としては6月27日以来の安値を付けた。
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2014-08-06 15:00