決算集計速報 PART4 上方修正で買われた株・売られた株は=金山敏之

 3月期決算銘柄の第1四半期決算も後半戦に入ってきました。こうしたなか投資のヒントでは PART1、PART2、 PART3とこれまで3回に渡って決算を集計してきましたが、今回はTOPIX500採用の3月期決算銘柄を対象に1日から昨日までの決算を早速集計しています。その結果をみると多くの企業がこれまで通り通期の業績予想を据え置きましたが、そうしたなかでブラザー工業 <6448> や参天製薬 <4536> 、大日本スクリーン製造 <7735> が通期見通しの上方修正に踏み切っています。     しかし、決算を受けての株価の反応は明暗が分かれました。大日本スクリーン製造が大きく買われる一方で、ブラザー工業と参天製薬は売られました。ブラザー工業や参天製薬は株価が高値圏にあったことで材料出尽くしから利益確定の売りに押されました。また、大きく買われた銘柄としては、第1四半期が市場予想を大きく上回ったローム <6963> やクボタ <6326> などがあります。(執筆者:金山敏之 マネックス証券シニア・マーケットアナリスト 編集担当:サーチナ・メディア事業部)
今回はTOPIX500採用の3月期決算銘柄を対象に1日から昨日までの決算を早速集計しています。
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2014-08-06 18:00