東風日産、開発能力強化で研究センター建設へ=中国メディア

 中国メディア・新華網は6日、日中合弁の自動車メーカー・東風日産が5億元(約83億円)を投じて建設する"3大研究開発センター”の着工式が同日広東省広州市で行われたことを報じた。  東風日産が建設するのは、啓達デザインセンター、先進エンジニアリング技術センター、企業大学の3施設。建設面積は8万6000平方メートルで、主体の第1期工事は2015年に完成予定だという。  啓達デザインセンターでは、オリジナルブランドである啓達の外観や内装、カラーのデザイン、模型の制作を行う。先進エンジニアリング技術センターでは、新車のデータや初期の試作、先進的生産技術の開発を進める。企業大学はおもに従業員の成長競争力を高め、管理技術者、ハイレベル技術者を育成する。  記事は、「現在の合弁自動車企業の多くは研究開発能力に欠けている」という業界関係者の分析を紹介したうえで、3大センターの建設によって「合弁企業の不足を補い、オリジナルの研究開発能力向上、競争力の強化が期待できる」とした。  東風日産の今年1月から7月までの販売台数は53万4000台と、前年同期比で14.7%増加した。(編集担当:今関忠馬)
中国メディア・新華網は6日、日中合弁の自動車メーカー・東風日産が5億元(約83億円)を投じて建設する3大研究開発センターの着工式が同日広東省広州市で行われたことを報じた。
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2014-08-07 09:45