フリークアウトは3Q高利益進捗率業績を手掛かりに直近IPO株人気が再燃し急反発
フリークアウト <6094> (東マ)は、150円安の6320円と安寄りしたあと切り返し、130円高の6600円と3日ぶりに急反発している。今年6月24日の新規株式公開(IPO)以来の初決算となる今9月期第3四半期(3Q)業績を7月22日に発表、四半期決算は初作成となるため、前年同期比較はないが、IPO時予想の9月通期業績対比で高利益進捗率を示したことを手掛かりに直近IPO株人気が再燃している。外資系証券が、新規に強気の投資判断・目標株価でカバレッジを開始したことも、支援材料視されている。
■独自ビジネスモデル・世界最先端のインターネット広告を積極展開
3Q業績は、売り上げ23億6600万円、営業利益1億5200万円、経常利益1億3700万円、純利益4000万円となり、利益は、すでに9月通期予想業績をそれぞれ1600万円、1100万円、3900万円上回って着地した。同社は、ビッグデーター解析技術を生かして独自ビジネスモデルのインターネット広告を展開、0.05秒間で自動的にウエブサイトに来訪したユーザーの属性情報を分析し広告主にとって最適な広告を入札制によって選択して配信、この取引規模が日本国内だけで秒間20万回、100を超える代理店アカウント数、4000を超える広告主アカウント数に達しており、このDSP事業を積極展開したことが要因となった。
国内のインターネット広告市場は、2013年に前年比8.1%増の9381億円と拡大しているが、このうち同社の展開している運用型広告は、同じく21.7%増の4122億円と高成長、なおかつユーザーの1視聴ごとにリアルタイムで入札が行われる仕組みのRTB市場は、米国で2017年までに年平均45.5%、日本の国内市場も同39.1%の急成長が予測されており、同社の企業成長・業績期待を高めている。
■最安値から最高値への上昇幅の3分の2押し水準で再騰を窺う
株価は、公開価格2000円でIPOされ、IPO初日は買い気配値を切上げたまま推移し、上場2日目に公開価格を5000円、2.5倍上回る7000円で初値をつけ7790円高値まで買い進まれたあと、IPO株人気の一巡で上場来安値5820円まで調整、今期3Qの好業績などをテコに2度のストップ高を交えて上場来高値8620円と買い直され、この上昇幅の3分の2押し水準でのもみ合いを続けている。直近IPO株人気を再燃させ最高値挑戦に再発進しよう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
フリークアウト<6094>(東マ)は、150円安の6320円と安寄りしたあと切り返し、130円高の6600円と3日ぶりに急反発している。
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2014-08-07 10:00