日触媒が急落、9月中間期の利益予想据え置きで利益確定売り
日本触媒 <4114> が急反落。売り気配でスタートし、午前9時9分に117円安(8.9%安)の1201円まで売られている。
同社は6日引け後、今3月期の第1四半期業績を開示。売上高は前年同期比49.1%増の912億4600万円となり、営業利益は同3.1倍の64億8600万円、純利益は同45.9%増の44億4000万円に拡大。ほぼ事前に観測報道されていた水準で着地した。
基礎化学品事業ではアクリル酸やアクリル酸エステルなどが、姫路製造所の復旧や販売価格の修正により販売を拡大。機能性化学品事業でも高吸収性樹脂の販売増が寄与し、大幅増収増益となったという。
同社は9月中間期の業績予想を修正。売上高を従来予想の1700億円から1770億円(前年同期比34.8%増)に引き上げたものの、営業利益95億円(前年同期の2.0倍)、純利益70億円(同2.1倍)は据え置いている。
1Q時点の中間期計画に対する進ちょく率は、営業利益で68.3%、純利益は63.4%と高いが、中間期の利益予想を上方修正しなかったことが利益確定売りを招いたもようだ。(編集担当:片岡利文)
日本触媒が急反落。売り気配でスタートし、午前9時9分に117円安(8.9%安)の1201円まで売られている。
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2014-08-07 10:15