【高見沢健のマーケット&銘柄ウォッチ】NYダウは足元2週間に動きが重要

■5年5ヶ月世界市場を牽引した動きに転機到来も   7月30日に発表された米4~6月期実質成長率が4.0%の伸びを示し、FOMCの声明で米国のインフレ率について、「目標の2%を継続的に下回る可能性はやや低下した」と従来のデフレ懸念のスタンスを変更した。加えて、翌日の雇用コスト指数がほぼ6年半ぶりの高い伸びを見せたため、賃金インフレから早期利上げ不安が高まり、NYダウは前日の1万6880ドルから1万6563ドルまで317ドル安となった。   NYダウは、すでに26週線を下回り、再び高値を奪回するには、当面の下値を1万6300~1万6400ドルにとどめ、8月20日頃までに7月30日の1万6880ドルレベルに反発する必要があるだろう。   09年3月から5年5ヶ月にわたり上げ続けてきたグローバル・マーケットを先導してきた市場だけに、この2週間の動向は極めて重要と見ている。   合わせて、米国の金利動向に伴うドル円の足取りが日本株に与える影響からも目を離せない。(経済証券ジャーナリスト)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
7月30日に発表された米4~6月期実質成長率が4.0%の伸びを示し、FOMCの声明で米国のインフレ率について、「目標の2%を継続的に下回る可能性はやや低下した」と従来のデフレ懸念のスタンスを変更した。
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2014-08-07 14:45