日経平均は72円高と反発、GPIF改革報道きっかけに切り返す
7日の日経平均株価は前日比72円58銭高の1万5232円37銭と6日ぶりに反発して取引を終えた。
朝方は円高進行を嫌気した売りが先行。一巡後も戻りの鈍い展開が続き、日経平均の下げ幅は100円に迫る場面もあった。ただ、午後2時ごろに一部で「GPIF改革で日本株への配分を20%超に増やすことを想定して9月末にも調整を本格化させる」と報じられたほか、ドル・円が一時102円台半ばまで持ち直したことも追い風になり、日経平均は先物主導で切り返しの動きとなった。
個別では、15年3月期第1四半期で営業益3.1倍のNOK <7240> や営業益9.5倍のサンデン <6444> が堅調。第1四半期で営業益2ケタ増益が好感されて急伸した明治ホールディングス <2269> は国内証券による目標株価の引き上げも観測された。第1四半期で2ケタ増収増益のパイオラックス <5988> やヤオコー <8279> なども高い。14年9月中間期業績予想を上方修正した高田工業所 <1966> や三井物産がTOBで子会社化すると発表した三井情報 <2665> はストップ高配分された。
半面、15年3月期第1四半期で営業益2割減のマーベラス <7844> や第1四半期で純利益6割減の日本道路 <1884> は軟調。15年3月期業績予想の下方修正で最終赤字に転じたゼンショーホールディングス <7550> も安い。14年9月中間期で営業益6割減を計画したディー・エヌ・エー <2432> も下落した。通期で営業益3割減を見込んだ新日本電工 <5563> もさえない。(編集担当:宮川子平)
7日の日経平均株価は前日比72円58銭高の1万5232円37銭と6日ぶりに反発して取引を終えた。
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2014-08-07 15:00