ニコンは年初来安値、業績予想の下方修正を嫌気

 ニコン <7731> が急反落し、7月18日の年初来安値を割り込んだ。午前10時19分には134円安(8.46%安)の1450円を付けている。7日引け後に業績予想の下方修正を発表し、通期でも営業減益に転じたことが嫌気されて売りが優勢となった。  14年9月中間期の売上高を4100億円から3800億円(前年同期比19.2%減)、営業利益を100億円から40億円(同81.7%減)に下方修正。15年3月期(通期)は売上高を9400億円から9000億円(前期比8.2%減)、営業利益を630億円から530億円(同15.8%減)に引き下げた。  半導体露光装置の売上の一部が繰り延べられるほか、欧州での市況悪化でデジタルカメラの販売が想定を下回る見通し。下期も欧州市場の回復の遅れを想定した。第2四半期以降の前提為替レートは1ドル=100円、1ユーロ=135円。  第1四半期の売上高は前年同期比25.7%減の1774億4400万円、営業利益は同41.9%減の35億500万円だった。(編集担当:宮川子平)
ニコンが急反落し、7月18日の年初来安値を割り込んだ。午前10時19分には134円安(8.46%安)の1450円を付けている。
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2014-08-08 10:00