ロートは値下がり率トップ、業績下方修正を嫌気、国内証券の格下げも観測
ロート製薬 <4527> は3営業日ぶりに急反落し、5月20日の年初来安値を割り込んだ。朝方には299円安(18.15%安)の1348円まで下落している。売り一巡後はやや下げ渋ったものの、戻りは限定的。前引けの時点では、東証1部で値下がり率トップとなった。
7日引け後に発表した業績予想の下方修正が嫌気された。14年9月中間期の売上高を685億円から665億円(前年同期比3.0%増)、営業利益を65億円から50億円(同32.6%減)に修正。15年3月期(通期)では売上高予想の1520億円(前期比5.7%増)を据え置いたものの、営業利益を170億円から160億円(同4.9%減)に見直した。
三菱UFJモルガン・スタンレー証券は7日付リポートで、投資判断を「ニュートラル(中立)」から「アンダーパフォーム(弱気)」、目標株価を1500円から1100円に引き下げている。第1四半期で国内事業が赤字になった点や、通期で営業減益を見込んだ点をネガティブと指摘しており、さらなる下方修正懸念があるとした。(編集担当:宮川子平)
ロート製薬は3営業日ぶりに急反落し、5月20日の年初来安値を割り込んだ。
japan,company
2014-08-08 11:30