日経平均は大幅反落し1万4800円割れ、下げ幅は3月14日以来の大きさ

 8日の日経平均株価は前日比454円00銭安の1万4778円37銭と大幅に反落し、終値ベースとしては5月30日以来の安値を付けた。下げ幅は3月14日(488円安)以来の大きさを記録した。  米国株安や円高進行を嫌気した売りが先行。一巡後は1万5000円台を維持するなど下げ止まったものの、午前10時30分ごろ、オバマ米大統領がイラクへの限定的な空爆を承認したことが明らかになると、地政学リスクの高まりから円が対主要通貨で上げ幅を拡大。東京市場は全面安商状となり、日経平均は下げ足を早めた。  個別では、15年3月期業績予想を下方修正したニコン <7731> が急落した。利益予想を下方修正したロート製薬 <4527> は東証1部で値下がり率トップ。14年6月中間期業績予想を下方修正した太陽誘電 <6976> も軟調。14年12月期業績予想を下方修正した日本電気硝子 <5214> や、通期業績予想が市場コンセンサスを下回った日新製鋼 <5413> も安い。  半面、15年3月期業績予想を上方修正した戸田建設 <1860> や利益予想を上方修正したテイカ <4027> は買いが優勢となった。14年12月期業績予想を上方修正したオリジナル設計 <4642> も高い。15年3月期第1四半期で増収増益のフジシールインターナショナル <7864> も物色された。格安スマホ事業への参入を発表したピーシーデポコーポレーション(PCDEP) <7618> も堅調。(編集担当:宮川子平)
8日の日経平均株価は前日比454円00銭安の1万4778円37銭と大幅に反落し、終値ベースとしては5月30日以来の安値を付けた。
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2014-08-08 15:00