【私の相場観】「JPX日経400」新規採用銘柄に選別投資=中西文行氏
【ロータス投資経済研究所・中西文行氏】
■安藤・ハザマやカルビー、セイコーエプソン、カシオ計算機などに注目
8日の東京株式市場は、オバマ米大統領がイラク北部に限定空爆の可能性を示したことなどを不透明要因に一時478円安の急落となり、大引けも東証1部1817銘柄のうち1656銘柄(91.1%)が下落した。
その前段として米国株式をみると、7月30日にグリーンスパン前FRB議長や大手運用機関PIMCO(ピムコ)のビル・グロス氏がNYダウの調整入りを警告したような発言を受けて、NYダウは調整入りとなっていた。無論、多いな要因としては、ウクライナ内戦、シリア内戦、イラク内戦、ガザ地区のハマス・イスラエル戦争など、地政学リスクの台頭もある。
■地政学的リスクの先みえず「森よりも木」で「JPX日経400」新規採用銘柄に選別投資
こうした中で、日銀は8月に入り連日、インデックスETF(平均株価連動型の上場投信)を買いつけている。これが日経平均を下支えしてきたが、相場の地合いや全体相場を変える力はないだろう。
来週も日経平均は先の見えない地政学的リスクを消化できないだろう。下値は限定的だが、しばらくは「森よりも木」で投資したい。突発的な事変が発生した際に相対的な安全通貨「円」が買われる「逃避の円高」を警戒し、今年初から算出が開始された新株価指数「JPX日経400」の定時入れ替えで新たに採用された銘柄の中から、安藤・ハザマ <1719> 、カルビー <2229> などの内需株を、8月29日の算出開始をとらえて仕込みたい。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
8日の東京株式市場は、オバマ米大統領がイラク北部に限定空爆の可能性を示したことなどを不透明要因に一時478円安の急落となり、大引けも東証1部1817銘柄のうち1656銘柄(91.1%)が下落した。
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2014-08-09 08:00