秋川牧園は「食の安全」で見直し、今期黒字転換

  秋川牧園 <1380> (JQS)は、中国の食肉加工会社が使用期限の切れた鶏肉を使いチキンナゲットを生産していた問題で食の安全性から国産の鶏肉に対する関心が高まっている。秋川牧園は8日大引け後に今3月期第1四半期決算を発表しており、同社を見直す機運が高まると予想される。   同社は、肉、卵、牛乳から冷凍食品、無農薬野菜まで安心、安全な食の幅広い生産で健康な食生活を支えている。今3月期第1四半期業績は、売上高11億1200万円(前年同期比5.5%増)、営業損益1500万円の赤字(同1600万円の赤字)、経常損益1700万円の赤字(同1400万円の赤字)、最終損益2200万円の赤字(同1800万円の赤字に着地。   通期売上高46億9600万円(前期比3.1%増)、営業損益7400万円の黒字(同300万円の赤字)、経常利益6000万円(同3400万円)、純利益2500万円(同1700万円)予想は据え置いている。   株価は、3月14日につけた年初来の高値445円から5月16日に年初来の安値378円まで調整を挟んで7月28日高値441円と上昇。その後、もみ合っている。野菜などの宅配を手掛ける大地を守る会(千葉市)に国産の鶏肉を使ったチキンナゲットへの注文が急増していると伝わっている。大地を守る会が販売しているチキンナゲットは秋川牧園が育てた鶏を使い、食品添加物は使用していないという。チキンナゲット以外の鶏肉商品も軒並み注文件数が急増しているようで、同社に対する関心が高まると期待される。昨年3月高値470円抜けとなれば、新たな相場に入る可能性が大きいだろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
秋川牧園<1380>(JQS)は、中国の食肉加工会社が使用期限の切れた鶏肉を使いチキンナゲットを生産していた問題で食の安全性から国産の鶏肉に対する関心が高まっている。
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2014-08-10 13:15