ティムコはボックスレンジ下限から反発のタイミング
フィッシング用品やアウトドア用品のティムコ <7501> (JQS)の株価は、全般地合い悪化も影響して反落したが、大勢としては540円~600円近辺でのボックス展開であり、レンジ下限に接近して反発のタイミングだろう。第2四半期累計(13年12月~14年5月)の営業黒字化で収益改善基調を確認した形であり、低PBRも支援材料だ。
フィッシング用品やアウトドア用品の企画・開発・販売を展開し、アウトドア衣料ブランド「フォックスファイヤー」の商品力強化や、直営店舗「フォックスファイヤーストア」の収益力向上に取り組んでいる。20年東京夏季五輪開催に向けて登山・アウトドア・スポーツ関連の需要盛り上がりが追い風だ。
今期(14年11月期)の業績(非連結)見通しについては前回予想(1月17日公表)を据え置いて、売上高が前期比1.2%増の28億90百万円、営業利益が42百万円の黒字(前期は11百万円の赤字)、経常利益が43百万円の黒字(同2百万円の赤字)、純利益が28百万円の黒字(同16百万円の赤字)で、配当予想は前期と同額の年間12円(期末一括)としている。
第2四半期累計(13年12月~14年5月)は、アウトドア事業の好調に営業強化策なども奏功して前年同期比5.6%増収となり、利益面では一部製品の値下げ販売の影響や法人税等調整額の影響を受けたが、増収効果で営業損益が改善し、営業利益、経常利益、純利益とも黒字化した。収益改善基調を確認した形であり、通期ベースでも収益改善が期待されるだろう。
株価の動きを見ると、5月30日の年初来安値538円から切り返して7月28日と29日に565円まで戻した。その後は全般地合い悪化も影響して反落したが、5月安値に接近して調整のほぼ最終局面だろう。
8月8日の終値546円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS9円95銭で算出)は55倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間12円で算出)は2.2%近辺、前期実績PBR(前期実績BPS2358円41銭で算出)は0.2倍近辺である。週足チャートで見ると2月以降は26週移動平均線が戻りを押さえる形となって上値をやや切り下げたが、大勢としては540円~600円近辺でのボックス展開が継続している。足元はレンジ下限に接近して反発のタイミングだろう。収益改善基調や低PBRが支援材料だ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
フィッシング用品やアウトドア用品のティムコ<7501>(JQS)の株価は、全般地合い悪化も影響して反落したが、大勢としては540円~600円近辺でのボックス展開であり、レンジ下限に接近して反発のタイミングだろう。
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2014-08-11 09:00