現代農業の「進むべき方向」、学ぶべき日本の環境保全型=中国メディア
中国メディアの農民日報は9日、中国は持続的な発展が可能な農業に取り組まなければならないとする記事を掲載し、環境にやさしい農業を行っている日本に学ぶべきだと論じた。
記事は、高度成長期における日本では、効率と生産性を重視する農業が行われていたことを紹介、だが1992年6月には農林水産省が「新しい食料・農業・農村政策」で早くも環境保全型農業の推進を明確化したと指摘した。
さらに、環境保全型農業とは「環境に負荷を与える化学肥料や農薬などを減らし、持続可能な農業を指す」と伝え、日本では「環境保護の政策を明文化した法律」、「環境にやさしい農薬や栽培方法といった技術」、「各種機構や全国環境保全型農業推進会議による農作物の認証制度」という3つのシステムのもとで環境保全型農業を展開していると報じた。
続けて記事は、日本の環境保全型農業をはじめとする「環境保護や生態系を重視する農業こそ現代農業の進むべき方向」だとし、中国の農業は「日本の環境保全型農業から学ばなければならない」と主張。
現在、中国で行われている「大量生産を目的に農薬や化学肥料を大量に使用する農業モデル」から、化学肥料や農薬を減らし、環境保護と生態系のバランス維持を前提とした農業モデルに転換しなければならないとした。
また、日本の「環境保護の政策を明文化した法律」や「各種認証制度」も参考にすべきだとし、中国も農業面での環境保護を明確にした法律を制定し、安全な農産物を生産するうえでの認証制度を確立すべきだと主張した。(編集担当:村山健二)
中国メディアの農民日報は9日、中国は持続的な発展が可能な農業に取り組まなければならないとする記事を掲載し、環境にやさしい農業を行っている日本に学ぶべきだと論じた。
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2014-08-11 09:15