西尾レントはもみ合いも3Q高利益進捗率業績を手掛かりに下値は割安株買い妙味
西尾レントオール <9699> は、35円高の4395円と続伸してスタートしたあと、130円安と売られ前週末8日終値を挟むもみ合いに変わっている。前週末は、好実態の内需株評価で全般相場急落のなか逆行高したが、きょう11日は日経平均株価が、276円高と急反発し1万5000円台を回復するなか逆に利益確定売りが優勢となっている。ただ、前週末8日大引け後に発表した同社の今9月期第3四半期(3Q)決算は、今年5月に上方修正した9月通期業績に対して高利益進捗率を示し、割安株買い妙味も示唆しており、下値買いも一考余地がありそうだ。
■建機レンタル事業が順調で7期ぶりに過去最高純益を更新
3Q業績は、前年同期比13.3%増収、44.5%経常増益、49.8%純益増益と続伸し、9月通期業績に対する利益進捗率は、経常利益が、99.9%と9カ月分で年間利益をほぼ達成し、純利益は、年間予想を8800万円上回った。レンタル関連事業では、道路・土木関連商品が、震災地の復興工事や全国各地のインフラ老朽化対策・防災工事、都市圏での物流網や鉄道高架化などの交通網整備、駅前再開発工事向けなどに売り上げが順調に推移し、建築・設備関連商品も、生産の復調で製造業の工場設備やプラントの定期メンテナンス、全国各地のインフラ補修・耐震補強などの維持補修工事向けが堅調に推移したことが要因となった。
9月通期業績は、5月の上方修正値を据え置き、売り上げ993億6300万円(前期比7.7%増)、経常利益117億8700万円(同21.8%増)、純利益67億7600万円(同24.9%増)と見込んでおり、純利益は、2007年9月期の過去最高(60億7800万円)を更新する。
■25日線を支持ラインにPER16倍台の割安修正で最高値再トライも
株価は、前期業績も期中に3回も上方修正、配当も再増配したことで下値を切上げ、今期第1四半期の好決算で4000円台に乗せ、5月の業績上方修正で上場来高値4600円まで買い進まれ、25日移動平均線水準で中段固めを続けてきた。PERは16倍台と割安であり、下値対応で再度の最高値チャレンジも期待できそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
西尾レントオール<9699>(東1)は、35円高の4395円と続伸してスタートしたあと、130円安と売られ前週末8日終値を挟むもみ合いに変わっている。
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2014-08-11 11:00