スズキは新型「ハスラー」が国内で好調、インドも復調へ

  スズキ<7269>(東1)が8月1日に2015年3月期の第1四半期の好業績を発表した。売上げは7104億円と前年同期に比べ5.1%増加した。利益面ではインドネシア、タイなどアジアで減少したが、日本、欧州などでの増加により営業利益は509億円と前年同期比15.5%の増加となった。   四輪車事業は、国内売上高は「ハスラー」をはじめとして前期末に積み上がった受注残により前年同期を上回った。また、海外売上高は欧州での増加により前年同期を上回った。この結果、四輪車事業の売上高は6290億円と前年同期に比べ6.5%増加した。   2輪車事業はアジアでの売り上げが減少したが、営業利益は日本から前期に輸出し海外で在庫となっていた大型二輪車が販売されたことなどもあり、前年同期の営業損失27億円から営業利益10億円へと黒字化した。   会社側では今期の見通しについて、売上げ3兆円(前期比2.1%増)、営業利益1880億円(同0.1%増)の見通しを立てている。消費税増税前の駆け込み需要の反動減や新興国通貨安の影響などはあるが、原価低減を推し進めて前期並みを維持する方針だ。   インドでの販売復調に加え、インドネシアなど海外販売の拡大から、世界全体で前期を上回る販売を目指す。新ジャンルの新型「ハスラー」の販売好調な国内で引き上げる一方、インドでの販売復調が進んでいる模様だ。売上高は、「ハスラー」の販売好調で平均販売単価が上昇すると見込みで、営業利益は2074億円(前期1877億円)に増額の可能性が強まっている。   証券会社もレーティング最上位を継続、目標価格引き上げに動いている。見直し人気が加速する方向が予想される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
スズキ<7269>(東1)が8月1日に2015年3月期の第1四半期の好業績を発表した。売上げは7104億円と前年同期に比べ5.1%増加した。
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2014-08-11 12:00