6000円未達のトヨタ、全般相場牽引はまだ難しい?
■11日はTOPIXを下回る上昇率
トヨタ自動車 <7203> は、11日、93円高の5998円と急反発したが、6000円には届かなかった。やはり、上値は重いのか。
値上り率では1.57%とTOPIXの2.11%に及ばなかった。依然、今のトヨタ株は全般相場に引っ張れる展開で、同社株が全般相場を牽引するという動きでないことを物語っている。
上値の重い一番の理由は、昨年5月の高値6760円以降の高値圏のモミ合いで現物投資を含めたシコリが完全に開放されていないことだろう。信用取引の買い残も多い状態が続いている。
これらのシコリ玉を一気に肩代わりするだけの大口投資家はいないということだろう。いたとしても、2015年3月期、さらに2016年3月期の業績が大きく伸びるという確信が持てないと買えないということだろう。
足元でのPERが低いだけに個人投資家等の処分売りは出難い状況で、それが上値を重くする。まだ、高値圏でのモミ合いが続き全般相場に左右される展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
トヨタ自動車<7203>(東1・売買単位100株)は、11日、93円高の5998円と急反発したが、6000円には届かなかった。やはり、上値は重いのか。
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2014-08-12 09:00