日経平均は34円高スタート、米株高など支えも上値限定的

 12日の日経平均株価は前日比34円21銭高の1万5164円73銭で寄り付いた。米国株の上昇を好感した買いが先行した。ドル・円が102円台前半で落ち着いていることも支え。ただ、日本株は前日に急上昇していたうえ、あすは4―6月期GDP(国内総生産)の発表を控えていることもあり、上値は限定的となっている。  個別では、スマートフォンゲームでLINEとの共同企画を発表したミクシィ <2121> が買い気配スタート。14年9月期第3四半期で営業益2.3倍のサンワカンパニー <3187> や14年9月期業績予想を上方修正したエスフーズ <2292> なども高い。15年33月期第1四半期で2ケタ増益の日医工 <4541> も物色された。15年6月期で営業益予想5億円強と報じられたペプチドリーム <4587> も堅調。  半面、15年3月期第1四半期で営業益2割減の日成ビルド工業 <1916> や15年6月期で減益を計画した日本工営 <1954> などが下落した。14年9月中間期で赤字を見込んだ新川 <6274> や15年3月期第1四半期で赤字を計上した荏原 <6361> なども売られた。第1四半期で赤字幅が拡大したクラスターテクノロジー <4240> は売り気配。  きょうの15年3月期第1四半期の決算は、取引時間中に東映 <9605> など、引け後にマツモトキヨシホールディングス <3088> 、電通 <4324> 、セイコーホールディングス <8050> などが発表する予定。(編集担当:宮川子平)
12日の日経平均株価は前日比34円21銭高の1万5164円73銭で寄り付いた。
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2014-08-12 09:15