東洋炭素が4%安、6月中間期は計画上積みも売り強まる
東洋炭素 <5310> が荒い値動き。寄り付き直後に36円高(1.5%高)の2499円まで買われたが、すぐに売り転換し、午前9時19分には104円安(4.2%安)の2359円まで下落している。
同社は11日引け後に、今12月期の6月中間期業績を開示。売上高は170億7000万円、営業利益は5億8500万円、純利益は9億1400万円となった。従来予想に対して売上高が10億7000万円上回り、営業利益は1億円弱、純利益は5億円超の上積みとなっている。前期が決算期変更により変則7カ月決算だったため比較はできない。
国内では冶金用や機械用の黒鉛が堅調を維持。欧州では小型炉用や小型モーター用ブラシが好調となり、アジアでは中国での太陽電池用需要が堅調だった。計画よりも円安が進んだことも寄与したという。
また、中国高速ガス炉向けの黒鉛材輸出が日本政府の許可を得たため出荷が確実となり、第2四半期に32億円近くを受注計上。2016年までに顧客に引き渡す予定としており、引渡完了時に売上計上する予定としている。
同社の今期計画は、売上高340億円、営業利益15億円については従来予想を据え置いているものの、純利益は10億円から15億円に上積みしている。(編集担当:片岡利文)
東洋炭素が荒い値動き。寄り付き直後に36円高(1.5%高)の2499円まで買われたが、すぐに売り転換し、午前9時19分には104円安(4.2%安)の2359円まで下落している。
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2014-08-12 08:30