スポット金2日続落、地域情勢の緩和及び世界株式の上昇が背景

 週明け(11日)のスポット金は二日続落。世界的な株式の上昇に加え、ロシアとウクライナ間の緊張が緩和し、米国による空爆がイラク過激派の攻勢を弱めるとの楽観が背景。  先週、ロシア国防省の情報としてウクライナ国境近くでの戦闘機演習が終了したと報じたほか、同国がウクライナと反政府勢力との調停に乗り出す用意があると報じた。また、パレスチナ自治区のガザ地区の戦闘をめぐり、10日イスラエルとイスラム原理主義組織「ハマス」が新たに72時間の一時停戦に合意した。  11日の原油先物9月限は三日続伸した。米国の製油量がこの時期としては過去最高水準だったことが明らかになり、原油在庫が減少したとの見方が広がった。オバマ米大統領がイラクへの限定空爆を承認するなど、地政学的なリスクは依然として払拭されていないものの、相場押し上げにはつながらなかった。市場関係者によると、今週水曜日(13日)発表される米EIA・週間石油統計では原油在庫の減少が見込まれている。(情報提供:東岳証券株式会社)
週明け(11日)のスポット金は二日続落。世界的な株式の上昇に加え、ロシアとウクライナ間の緊張が緩和し、米国による空爆がイラク過激派の攻勢を弱めるとの楽観が背景。
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2014-08-12 10:30