フジクラは更なる増額が有力、好業績株買い再燃も

  フジクラ <5803> に業績見直しの買いが入っている。しかし、早くも行ってこいのパターンになりつつあるが、株価の行きつく先はもっと高値である。ここは絶好の買い場と捉えたい。   2015年3月期の第1四半期業績は、営業利益が前年同期比2.0倍の57億円。大幅な営業増益となった。エレクトロニクスカンパニーの営業赤字が解消(前年同期20億円の赤字から収支均衡)したことが大きい。今3月期通期については営業利益230億円(前期比13.0%増)を見込んでいる。   エレクトロニクス部門ではFPC(プリント配線板)の立て直しが、最優先事項。PPCでは、主要な顧客との取引を再開したが、未だ回復途上といえる。2011年10月に発生したタイ洪水により生産設備が被災、2013年3月までにほぼ完全復旧した。今期のFPC売上高は従来予想の530億円から550億円(前期比34%増)に上方修正した。   エネルギー・情報通信カンパニーも増益に貢献した。国内外の需要増加に加え、為替が円安になったことにより輸出を中心に光融着接続器の販売が堅調に推移し、増収増益となった。   自動車電装カンパニーも欧米を中心とした海外での需要拡大や、新車種投入効果などにより通期ベースで増収増益を見込む。利益面では、増産に対応するため、生産能力の増強に伴う費用増などを見込んでいたが、数量効果で採算の改善が順調に進んでいる。   このように全社的に業績回復が進んでいることで、アナリストは今期の増額修正が有力との見方を強めている。証券会社のレーティング最上位継続、目標価格引き上げの動きも出てきた。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
フジクラ<5803>(東1)に業績見直しの買いが入っている。しかし、早くも行ってこいのパターンになりつつあるが、株価の行きつく先はもっと高値である。
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2014-08-12 12:15