DeNA、最大282項目の遺伝子検査「マイコード」がサービス開始

 DeNAライフサイエンスは2014年8月12日、東京・六本木のザ・リッツカールトン東京において遺伝子検査サービス「MYCODE(マイコード)」提供開始発表会を開催した。発表会には石田純一さん、鈴木奈々さん、保田圭さんと小崎陽一さん夫妻、古田敦也さんをゲストに迎え、実際に「マイコード」を体験した感想を語ってもらい、サービス内容の紹介を行った。(写真は、左から小崎陽一さん、保田圭さん、鈴木奈々さん、古田敦也さん、石田純一さん。サーチナ撮影)  「マイコード」は、インターネットで申し込みを受け付け、送付される検査キットを使い、自宅で唾液を採取して返送することによって、ガンや生活習慣病など最大282の検査項目に関する情報を提供する遺伝子検査サービス。遺伝子検査に必要となる日本人疾病リスク予測アルゴリズム等は、東京大学医科学研究所との共同研究によって進めている。  DeNAライフサイエンスの代表取締役社長の深澤優壽氏は、「検査項目が282項目におよぶ世界で最大規模の検査を、インターネットを使って自宅に居ながら手軽に受けられるサービスとして、広く普及に努めたい。検査を受けていただいた方には、疾患の予防に向けた食生活や運動のアドバイスを提供する。また、有料のオプションサービスとして保健指導の経験があり、管理栄養士の資格を有するアドバイザーから生活改善プログラムの指導を受けられるサービスも提供していく」と、今後のサービス展開について語った。  なお、“究極の個人情報”ともいわれる「個人のDNA情報」の管理については、「厳格なセキュリティマネジメントを行うことで、情報が不正に扱われることがないようにする。そもそも、遺伝子情報の持ち主はコード化し、個人情報とは別々に管理され、万一、情報の一部が漏れることがあっても、個人が特定されることがない仕組みをとっているが、情報そのものが一部でも漏れることがないよう、最大限の対策を実施する」(深澤氏)と、情報管理には万全を期す。  一方、事前に「マイコード」を経験したゲストは、「簡単に検査が受けられ、自分に合った食べものが分かったり、いろんな発見があったので、大切な人にはすすめたいと思った」(鈴木奈々さん)、「病院に行く必要もなく簡単に検査が終わって驚いた。夫婦で検査を受けたので、これから食事面などで健康を保てるように気を付け、計画的に疾病を予防していきたい」(保田圭さん)など、手軽に受けられる検査に驚いていた。  そして、検査結果については、「食事と運動が健康維持には大事だということはわかっていても、なかなか実行に移すのは難しい。しかし、検査で具体的な数値で示されると、食事の選び方や運動の大切さがよくわかり、自分への戒めにもなる」(古田敦也さん)、「病気にかかりやすい傾向を知ることによって、予防ができる。誰もが死ぬという宿命を変えることはできないが、健康寿命を伸ばすことはできる。全力夫、全力父として、生涯現役を貫きたい」(石田純一さん)と語っていた。(取材・編集担当:徳永浩)
DeNAライフサイエンスは2014年8月12日、遺伝子検査サービス「MYCODE(マイコード)」提供開始発表会を開催した。(写真は、左から小崎陽一さん、保田圭さん、鈴木奈々さん、古田敦也さん、石田純一さん。サーチナ撮影)
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2014-08-12 16:45