内需・ディフェンシブで買われた株・売られた株は=金山敏之
3月決算企業の第1四半期決算発表も終盤となり残すところもあとわずかとなりました。こうしたなかこれまでは発表日ごとに決算を集計してきましたが、今回は主な銘柄の決算を業種ごとにまとめてみました。内需・ディフェンシブ関連に絞ってみてみると、建設では大成建設 <1801> が大きく売られれる一方で、清水建設 <1803> が買われ年初来高値を更新しました。また、大手ゼネコン以外では戸田建設 <1860> が上方修正を受けて大幅高となっています。食品では内需・ディフェンシブを拾う動きもあるなか、グリコ <2206> や明治HD <2269> 、カルビー <2229> など決算に好反応する銘柄が多くみられました。
大手医薬品やメガバンク3行、大手不動産の株価の反応は限定的でしたが、医薬品ではロート製薬 <4527> が下方修正を行って1割以上の急落となりました。ゲーム関連ではスクウェア・エニックスHD <9684> や妖怪ウォッチ効果で上期業績を上方修正したバンダイナムコHD <7832> が大きく上昇する一方で、上期が大幅な減益となりそうだと発表したディー・エヌ・エー <2432> が大きく売られ年初来安値を付けました。通信ではNTTドコモ <9437> が減益決算となったものの懸念材料の後退で買われ、ソフトバンク <9984> は決算の数字は悪くなかったものの、米国事業の先行きに不透明感があり株価の反応は限定的でした。(執筆者:金山敏之 マネックス証券シニア・マーケットアナリスト 編集担当:サーチナ・メディア事業部)
3月決算企業の第1四半期決算発表も終盤となり残すところもあとわずかとなりました。こうしたなかこれまでは発表日ごとに決算を集計してきましたが、今回は主な銘柄の決算を業種ごとにまとめてみました。
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2014-08-12 17:45