アルバックがストップ安、中期計画の延長と減額を発表

 アルバック <6728> が売り気配でスタートし、午前9時33分に500円ストップ安(23.8%安)となる1603円まで下落。12日引け後に、中期経営計画の見直しを発表したことが嫌気された。  同社は13年6月に、28年6月期を最終年度とする中期計画を発表していたが、戦略的な研究開発投資を増加させることや、FPDやPV製造装置市場でテレビ用有機EL製造装置への投資が延期・縮小傾向にあることなどを理由として、最終年度を1年延長し、数値目標も減額した。  最終年度の数値目標は、従来は受注高2050億円、売上高2050億円、営業利益は170億円としていたものを、29年6月期を最終年度とし、受注高2000億円、売上高2000億円、営業利益160億円とする目標に修正した。  同時に発表された前6月期業績は、売上高が1738億7800万円(前期比6.4%)、営業利益は同119億9600万円(同96.2増)で着地。下期に中国を中心に大型液晶ディスプレイ関連の設備投資が再開されことなどが寄与している。  今期の業績予想は、売上高が前期比0.6%増の1750億円、営業利益は同25.0%減の90億円を見通している。  アルバックの年初来安値は、1月6日に付けた1388円。(編集担当:片岡利文)
アルバックが売り気配でスタートし、午前9時33分に500円ストップ安(23.8%安)となる1603円まで下落。12日引け後に、中期経営計画の見直しを発表したことが嫌気された。
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2014-08-13 09:30