中国のスマートフォンは「低価格・高性能」 警戒強める韓国企業

 中国メディアの環球網はこのほど、韓国メディアのbusinesskoreaの報道を引用し、中国の携帯電話メーカーが韓国市場でシェアを伸ばしつつあり、韓国メーカーが警戒を強めていると伝えた。  記事は、中国のスマートフォン市場における2014年第2四半期のメーカー別出荷台数で、中国の小米科技が初めてサムスン電子を抜いて1位になったことを指摘、「事実が示すとおり、中国メーカーのスマートフォンはサムスンやアップルの地位に挑戦できるだけの能力をすでに有している」と伝えた。  さらに、中国メーカーのスマートフォンは性能の高さと価格の安さに競争優位があるとし、「中国メーカーのスマートフォンは韓国メーカーの半額ほどで買えるとあって、韓国の消費者たちを取り込み始めている」と指摘。こうした現状に韓国メーカーは中国メーカーのスマートフォンに対して警戒を強めているという。  中国の携帯電話メーカーのうち、先陣を切って韓国市場に参入したのは中興(ZTE)だった。  ZTEはまずスマホ初心者を狙い、2012年に20万ウォン(約1万9900円)という低価格のスマートフォンを発売して成功を収めた。記事は、ZTEの成功を受け、華為技術(ファーウェイ)など中国メーカーが続々と韓国市場に参入していると伝え、特に世界5位の携帯電話メーカーである小米(シャオミ)はネット上で共同購入による割引という販売方法も採用する方針であることを伝えた。  さらに「韓国の消費者は中国メーカーのスマートフォンを積極的に支持する姿勢を示している」と伝えたほか、アナリストの分析を引用し、「中国の携帯電話メーカーは低価格・高品質を武器に韓国メーカーのシェアを奪いにかかっている。サムスンやLGといったメーカーが戦略的なミスを犯せば、中国企業にシェアを奪われる可能性がある」と伝えた。(編集担当:村山健二)(写真は環球網の8日付報道の画面キャプチャ)
中国メディアの環球網はこのほど、韓国メディアのbusinesskoreaの報道を引用し、中国の携帯電話メーカーが韓国市場でシェアを伸ばしつつあり、韓国メーカーが警戒を強めていると伝えた。(写真は環球網の8日付報道の画面キャプチャ)
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2014-08-13 10:00