GDP発表と相場、8月の内閣改造までは本格上昇難しい
■目先、悪材料出尽くしも悪いことには変わりはない
13日、9時前に発表された今年4~6月期のGDPは年率換算でマイナス6.8%だった。これを受けて日経平均は50円安の1万5111円で始まった。直後、1万5108円まで下げ、その後、反発に転じている。
大きく下げなかったのは、事前にマイナス6~9%とみられていたから、予想の範囲だったことがある。
今後、どう相場は動くか。「1~3月の6.7%成長からみれば、落ち込みは大きい。今回の数字が事前予想の範囲内だったといっても悪い内容であることには変わりはない。目先は、相場でいう悪材料出尽くし感ということだろう。ポイントは7~9月期、さらに、その先のGDPが力強く上向くかどうかである。とくに、7~9月期は4~6月期の反動で少しは良くなるだろうが、それが本当に先行き経済の本格上昇に結びつくかどうかである。政策次第といえる」(中堅証券)ということだ。
個別銘柄に置き換えると、大幅減益決算発表で株価は、一応、目先の底打ちはしても業績の本格回復が見込めないと株価の本格反騰も難しいということだ。
企業で言えば、取締役交代に当る、内閣改造までは経済の見通しは立て難いことだろう。内閣改造の9月までは、相場の大きい動きは期待できないようだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
13日、9時前に発表された今年4~6月期のGDPは年率換算でマイナス6.8%だった。これを受けて日経平均は50円安の1万5111円で始まった。
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2014-08-13 10:30