神鋼商事は高い利益進捗率で今期上振れの可能性、利回り2.4%
神鋼商事 <8075> は、今3月期第1四半期決算好調で240円割れで下値を固めたうえ、5日移動平均線が25日移動平均線を上抜けミニゴールデンクロスを示現しており、割安訂正高に進む可能性があり注目したい。
同社は、鉄鋼、鉄鋼原料、非鉄金属、機械、情報産業、溶材などを取り扱っている。今3月期第1四半期売上高は2140億4200万円(前年同期比3.9%増)、営業利益は14億9000万円(同16.0%増)、経常利益は16億3800万円(同29.7%増)、純利益は11億8400万円(同2.1倍)に大幅増益着地。鐵鋼セグメントで造船、建築、自動車業界向けが底堅く推移したことから、鋼板製品や棒鋼製品は国内の取扱量が増加したほか、非鉄金属セグメントでアルミ製品は空調用アルミフィン材、輸出用缶材および自動車向けの取扱量が増加したことが寄与。純利益は中間期計画に対する進捗率が74%と順調に推移しており、通期純利益40億円(前期比26.6%増)の上ブレも視野に入る。
株価は、7月28日に年初来の高値256円と買われた後、8月8日安値238円と下げてもみ合いとなっているが、再度240円割れを下値として確認し、週足では13週移動平均線、月足では9カ月移動平均線がしっかりサポートしており、トレンドは崩れていない。中国において大手自動車メーカーが工場建設を計画していることに対応し、神戸製鋼所が2015年にもアジア地域の生産能力を約1割高める見通しで、同社などと共同出資している2次加工会社に金属を引き延ばす加工機や熱処理設備の導入に対する期待感がある。今期予想PER5倍台、PBR0.60倍と割安感があり、配当利回り2.4%と利回り妙味がソコソコあり、300円台乗せとなるか注目されよう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
神鋼商事<8075>(東1)は、今3月期第1四半期決算好調で240円割れで下値を固めたうえ、5日移動平均線が25日移動平均線を上抜けミニゴールデンクロスを示現しており、割安訂正高に進む可能性があり注目したい。
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2014-08-14 09:15