HOYAはデジタルカメラ向けの改革が進み第1四半期は増収に転じる
HOYA <7741> が出直りに転じてきた。6月下旬7月上旬、そして7月中旬と、三尊天井を形成しているが、業績の予想以上の好調ぶりに株価は出直り機運を強めており、三尊天井をまとめて打ち破るパターンを演じる可能性が強い。
2015年第1四半期の純利益は177億円と、前年同期比44%増益を達成した。この第1四半期決算の注目ポイントは、映像関連製品の売上収益が前年同期比で増収に転じたこと。デジタルカメラ向けのレンズを主力とする同分野は減収が続いてきたが、この第1四半期の伸び率はプラスとなった。
同社は早くも結果を出した形だ。会社側では映像関連製品中約8割あったデジタルカメラへの依存度がこの第1四半期では5割まで下がったとしている。会社側の迅速な対応を前向きに評価したい。
半導体用および液晶用フォトマスクが順調だったほかHDD用ガラス基板も堅調でエレクトロニクス関連製品が伸び、前述の通りデジタルカメラ向け以外の拡販が進んだ映像関連製品も増収となった
ライフケアについては、引き続き増収・増益が続くとみている。メガネレンズや内視鏡の拡販、コンタクトレンズの出店、日本でこの8月から本格的な販売が再開した眼内レンズの伸びなどが寄与すると想定している。
ちなみに、現在フィリピンにメガネレンズの新工場を建設しており、この年末に稼働を開始する計画。これによりメガネレンズの生産能力は従来の2割増となる。
なお、中間期の見通しは純利益337億円、前年同期比34%増を見込んでいる。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
HOYA<7741>(東1)が出直りに転じてきた。6月下旬7月上旬、そして7月中旬と、三尊天井を形成しているが、業績の予想以上の好調ぶりに株価は出直り機運を強めており、三尊天井をまとめて打ち破るパターンを演じる可能性が強い。
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2014-08-14 12:45