日経平均は100円高と4日続伸、買い一巡後はもみ合い

 14日の日経平均株価は前日比100円94銭高の1万5314円57銭と4日続伸して取引を終えた。  米国株高など外部環境の好転を背景に買いが先行した。追加の手掛かり材料難で伸び悩む場面もみられたが、売り材料も乏しいことから下値も限られ、こう着感を強めた。ただ、ドル・円がやや上昇したこともあり、後場になると日経平均は上げ幅を125円まで拡大する場面があった。  個別では、そーせいグループとの共同研究推進が好感された新日本科学 <2395> が急伸した。1対3の株式分割を発表したサイバーリンクス <3683> も堅調。15年6月期で営業益7割増を見込んだデジタルガレージ <4819> も物色された。14年12月期業績予想を上方修正した高橋カーテンウォール工業 <1994> は一時ストップ高を付け、年初来高値を更新。収益計上の期ズレで今期業績への期待が先行したリアルコム <3856> も買いが優勢となった。  半面、15年3月期業績予想を開示し、営業益45%減を計画したアイフル <8515> は東証1部で値下がり率トップ。15年3月期利益予想を下方修正したビー・エム・エル <4694> も後場急落した。14年6月中間期で営業益37.8%減のサイボウズ <4776> も軟調。15年3月期第1四半期で営業益2割減のラサ工業 <4022> も売りが優勢となった。(編集担当:宮川子平)
14日の日経平均株価は前日比100円94銭高の1万5314円57銭と4日続伸して取引を終えた。
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2014-08-14 15:00