輸出関連・景気敏感株で買われた銘柄・売られた銘柄は=金山敏之

 一昨日に続いて今回は輸出関連・景気敏感株の主な銘柄の決算を「繊維、鉄鋼、非鉄、機械、電機、ITサービス、電子部品」の業種ごとに集計してみました。「繊維」では帝人 <3401> が第1四半期の好調なスタートを好感して買われ、「鉄鋼」では今回の決算で通期見通しを新日鉄住金 <5401> やJFEHD <5411> が初めて公表しましたが反応は限定的でした。「非鉄」では通期予想を上方修正した三井金属 <5706> が大幅高となり、第1四半期実績が期待に届かなかった三菱マテリアル <5711> や住友金属鉱山 <5713> が売られました。「機械」では通期業績を下方修正した日立建機 <6305> が大幅安となる一方で、クボタ <6326> やファナック <6954> が買われました。     「電機」では第1四半期実績は予想を上回ったものの電力システム部門が赤字転落となる見通しとなったことが嫌気された日立 <6501> や、第1四半期実績が市場予想に届かなかった東芝 <6502> が売られましたが、第1四半期が予想を上回った三菱電機 <6503> や、前回決算が失望となり期待が下がっていた安川電機 <6506> が予想外の好決算で買われました。「ITサービス」ではNEC <6701> が、「家電」では構造改革の効果がみえ始めたソニー <6758> が上昇しています。「電子部品」ではローム <6963> の上昇が目立ち、日東電工 <6988> も買われましたが、第1四半期が赤字となった太陽誘電 <6976> や、期待に届かなかった京セラ <6971> が大きく下げました。(執筆者:金山敏之 マネックス証券シニア・マーケットアナリスト 編集担当:サーチナ・メディア事業部)
一昨日に続いて今回は輸出関連・景気敏感株の主な銘柄の決算を「繊維、鉄鋼、非鉄、機械、電機、ITサービス、電子部品」の業種ごとに集計してみました。
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2014-08-14 17:45