大泉製が急反落、今3月期1Qは営業赤字が拡大

 大泉製作所 <6618> が急反落。売り気配でスタートし、午前9時3分に16円安(7.5%安)の197円で寄り付いた。  同社は14日引け後、今3月期の第1四半期業績を開示。売上高は29億7800万円(前年同期比0.2%減)となり、営業赤字は1億4100万円(前年同期は2200万円の赤字)、最終赤字は1億7900万円(同7000万円の赤字)で着地した。  国内納入品においては、中国生産から国内工場への移管を4月より開始したものの、受注の大幅増により中国生産を継続したため、納期対応のための物流費や時間外労務費の大幅増加を招いたという。また、中国大手空調メーカー向け債権9700万円に対して、貸倒引当金を一括計上したことも影響している。  同社の業績予想は、営業損益が9月中間期で7800万円の赤字(前年同期は1億2000万円の赤字)を見通しているが、通期では2億9500万円の黒字(前期は1億500万円の赤字)に転換を計画。従来予想を変更していない。  第2四半期以降も自動車部品事業での需要増を見込むほか、家電部品事業も好調に推移すると予想している。また。国内への生産移管が完了し、下期からはタイ工場の稼働も予定しているほか、一部製品は売価交渉を進めていることで、収益力が回復すると同社では見通している。(編集担当:片岡利文)
大泉製作所が急反落。売り気配でスタートし、午前9時3分に16円安(7.5%安)の197円で寄り付いた。
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2014-08-15 08:45