東燃ゼネが売り先行、今12月期の営業利益予想を大幅減額
東燃ゼネラル石油 <5012> が軟調。午前9時11分に、12円安の891円まで売られている。14日引け後に今12月期の通期業績予想を修正し、売り要因となった。
通期の売上高を従来予想の3兆7000億円から3兆6000億円(前期比11.1%増)に引き下げ。営業利益は230億円から60億円(同88.5%減)に大幅減額した。
4―6月期に石油製品の輸出マージンが低調に推移し、消費増税の影響で販売数量が想定を下回ったほか、7月以降については石油製品輸出マージンの想定を引き下げた一方、石油化学品マージンの想定を引き上げている。
通期の純利益予想は210億円から1200億円に大幅増額。同社と子会社EMGマーケティング合同会社の資本構成を適切なレベルにするため、子会社の減資と配当を第4四半期に実施する予定であり、減資による税効果の影響を加味したという。
東燃ゼネの6月中間期業績は、売上高が1兆6924億200万円(前年同期比8.7%増)、営業赤字は164億2700万円(前年同期は309億4200万円の黒字)、最終赤字は149億3300万円(同150億4800万円の黒字)となった。
同社は7月28日に中間期予想を修正し、売上高を134億円引き上げた一方、営業損益は164億円、最終損益は109億円を引き下げており、中間期実績はほぼ修正後の水準で着地している。(編集担当:片岡利文)
東燃ゼネラル石油 <5012> が軟調。午前9時11分に、12円安の891円まで売られている。
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2014-08-15 09:45