ウェルネットが朝高後に売り転換、前６月期は最終２０％増益

　ウェルネット <2428> が寄り付きで買われ、午前９時に４６円高の１９２０円まで上昇した。 　同社は１４日引け後に、１４年６月期決算を発表。売上高は前期比１０．７％増の７６億円、営業利益は同５．８％増の１４億７３００万円、純利益は同２０．３％増の９億１３００万円だった。マルチペイメントサービスでは、ＥＣ市場の拡大で既存契約事業者の取り扱いが増加。新規事業者の開拓も積極的に進めた。 　１５年６月期は売上高８２億円（前期比７．９％増）、営業利益１５億５０００万円（同５．２％増）、純利益９億２５００万円（同１．３％増）を見込んだ。今後もマルチペイメントサービスにおいて既存契約事業者の決済取扱量が増加する見通し。 　また、前期の期末一括配当は従来予想の４０円から４７円に上方修正。今期は４８円を計画している。決算と同時に、自己株式の消却も発表。消却前発行済株式総数の２．９７％に相当する３０万株を、８月２９日に消却する。 　１５日の株価は、朝高後に急速に売りが台頭。マイナス転換し、午前１０時前には３８円安の１８３６円まで下落している。８月に入り株価が８％超上昇していることもあり、利益確定売りが出たもようだ。（編集担当：片岡利文）