日経平均は3円高と閑散相場、エムアップ、ソニー、京急が高い
15日の日経平均株価終値は、3円77銭高の1万5318円34銭と5日続伸。
前日NYダウの61ドル高が好感され、日経平均も上昇。2円高の1万5317円で寄り付いたものの、手掛かり材料からすぐに下げ転換。前場は小幅安で推移した。
後場の日経平均はジリジリと下げ幅を縮小し、午後1時台にはプラスに転じた。とはいえ、夏休み期間ということもあり積極的な売買は見られず、前日終値付近でのもみ合いに終始した。
個別では、4―6月期の営業益が実質大幅増となったエムアップ <3661> が急伸、N・フィールド <6077> と業務提携を発表したワイヤレスゲート <9419> や、テキストデータの分析サービスを開始したアライドアーキテクツ <6081> なども大きく買われている。
また、車載カメラ用センサーへの参入報道が好感されたソニー <6758> や、カジノ運営への参入方針が報じられた京浜急行電鉄 <9006> も上昇し、今12月期の営業益予想を減額、純利益予想は増額した東燃ゼネラル石油 <5012> は朝安後に買われた。
一方、1Qの最終赤字拡大が嫌気された省電舎 <1711> が急落。牛肉の産地偽装が問題視された木曽路 <8160> や、1Q営業赤字の大幅拡大が売り要因となった大泉製作所 <6618> 、今6月期は増収増益を予想したものの、利益確定売りが出たウェルネット <2428> などが軟調となっている。
業種別では、海運、不動産、金属製品、医薬品株などが堅調となったものの、鉱業、石油製品、非鉄金属、保険株などは弱含んでいる。(編集担当:片岡利文)
15日の日経平均株価終値は、3円77銭高の1万5318円34銭と5日続伸。
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2014-08-15 15:00