個人の現物投資は大回り3年小回り3月がぴったり=犬丸正寛の相場格言

■個人の現物投資は大回り3年小回り3月がぴったり
短期売買が中心の時代ですが、中長期のじっくり投資の方も決して少なくなっているわけではありません。しかし、じっくりとは言っても昔のような20年、30年はそぐわなくなっていると思います。
とくに、今の投資家層の中心である60歳代以上の方が20~30年後に儲かったからといって使おうと思っても高齢ではままなりません。40歳前後の人が30年後を期待して投資するとしても大化けする銘柄もあるでしょうが、激変するグローバル社会のもとでは成果が見込めるどころか、場合によっては消えていることだってあり得ることです。
元気の良い間に儲けて使うのが今どきの株投資です。長くても3年、短期なら3ヶ月が適しているように思われます。とくに、日本も安定政権が続く保証はなく、4年ごとの衆議院選挙で政権と同時に政策が変わる時代です。任期4年前の3年目には政権の方向も見えてくるため政治との関係でも投資サイクル3年はキーポイントになると思います。
信用取引においては、3ヶ月経過して利の乗っていないものは見切ることが大切です。いくら、低金利時代とはいっても信用買いには金利がかかっているのです。(執筆者:犬丸正寛 株式評論家・日本インタビュ新聞社代表)
短期売買が中心の時代ですが、中長期のじっくり投資の方も決して少なくなっているわけではありません。しかし、じっくりとは言っても昔のような20年、30年はそぐわなくなっていると思います。
economic
2014-08-18 07:30