昭文社が大幅高、資本業務提携でアジア訪日客向けサービスを展開

 昭文社 <9475> が続急伸。前場に43円高の689円まで買われた。  同社は15日引け後、投資ファンドのウィズ・パートナーズと業務提携を結び、同社に対して新株予約権付社債を発行すると発表。新たな事業展開が買い材料となった。  従来の主力業務であった出版事業が縮小傾向にあるなか、同社では海外から日本に訪れる観光客に向け情報提供を行う「インバウンド事業」に注力しており、ウィズ社との提携により、アジア各国のインターネット・スマートフォン系の有力情報サービス企業と戦略的パートナーシップを構築していく計画としている。  資本提携では 昭文社はウィズ社グループ運営ファンドに対して、10億円の新株予約権付社債を発行。ウィズ社は新株予約権を行使した場合には、昭文社の8.22%を保有する第3位株主になる。調達資金はインバウンド事業におけるウェブサイト構築などのシステム開発費用、各国言語への翻訳費用などに充てられるという。(編集担当:片岡利文)
昭文社が続急伸。前場に43円高の689円まで買われた。
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2014-08-18 12:00