日経平均は4円高と小幅ながら6日続伸、材料難で小動きに終始
18日の日経平均株価は前週末比4円26銭高の1万5322円60銭で取引を終えた。前週末終値を挟んで小動きが続いたが、日経平均はプラス圏で取引を終え、5月以来の6日続伸となった。国内企業の決算が出尽くしたことで売り買いともに材料難で、方向感は乏しかった。
業種別では、国際石油開発帝石 <1605> 、出光興産 <5019> など石油関連株の一角が底堅く、その他製品では「欧米でポケットモンスターのカードゲームをiPad向けに配信」と報じられた任天堂 <7974> が一時急伸した。一方、野村不動産ホールディングス <3231> など不動産株が軟調で、東洋ゴム工業 <5105> などゴム製品も弱含んだ。
個別では、スマートフォンを内線電話にするアプリを開発した日本エンタープライズ <4829> がストップ高配分され、スイス製薬大手のロシュが完全子会社化を検討と報じられた中外製薬 <4519> も一時ストップ高を演じた。15年3月期業績予想を上方修正したアクセル <6730> 、株主優待制度の新設を発表したタカキタ <6325> 、ウィズ・パートナーズとの業務提携を発表した昭文社 <9475> なども高い。
半面、7月度の売上高の伸び率が鈍化したファンコミュニケーションズ <2461> が急落した。欧州系証券による投資判断の引き下げが観測されたアコム <8572> や国内証券による投資判断の引き下げが観測されたグリー <3632> なども売りが優勢となった。(編集担当:宮川子平)
18日の日経平均株価は前週末比4円26銭高の1万5322円60銭で取引を終えた。
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2014-08-18 15:15