日経平均は94円安、先物主導で下げ幅を拡大
7日の日経平均株価は前日比94円51銭安の1万5814円37銭と続落して引けた。米国株安や円安一服を背景に売りが先行した。一巡後に指数寄与度の高い銘柄が切り返し、日経平均はプラス圏へ浮上したが、上値の重さが意識されて失速。先物への断続的な売りも観測され、日経平均は後場に下げ幅を拡大した。
個別では、国内ユニクロ事業の月次売上高を開示したファーストリテイリング <9983> が軟調。マグネシウム電池への期待から前日まで6営業日連続でストップ高を付けた藤倉ゴム工業 <5121> は朝方に買われて年初来高値を更新したものの、その後は利益確定売りに押されて急落。前日に活況だった駒井ハルテック <5915> など橋りょう株の一角も弱含みで推移した。
半面、菊池製作所 <3444> や古河電池 <6937> は連日でストップ高。14年5月期業績予想を上方修正した中北製作所 <6496> も一時ストップ高を付けた。期末一括配当を上方修正したサンエー <2659> や超薄型リチウムイオン電池の開発が報じられたFDK <6955> は年初来高値を更新。ジェイアイエヌ <3046> は悪材料出尽くし感が広がって買いが優勢となった。(編集担当:宮川子平)
7日の日経平均株価は前日比94円51銭安の1万5814円37銭と続落して引けた。
japan,economic
2014-01-07 13:45