続・輸出関連・景気敏感株で買われた銘柄・売られた銘柄は=金山敏之

 今回は先週木曜日に続いて輸出関連・景気敏感株の主な銘柄の決算を「重機、自動車、精密、商社、半導体製造装置、海運」の業種ごとに集計してみました。  「重機」では第1四半期実績が市場予想を大きく上回った住友重機械工業 <6302> が買われ、同様の理由からIHI <7013> も堅調となりました。「自動車」では、第1四半期は減益となったものの市場予想ほど悪化しなかったいすゞ <7202> が買われたほか、マーケットでの期待が低かった日産 <7201> やホンダ <7267> が予想を上回る第1四半期の結果を受けて買われました。  「精密」では前期に3度の上方修正を行ったセイコーエプソン <6724> が今回の決算でも見通しを引き上げたことで急伸する一方で、この1年半で3度目の下方修正となったニコン <7731> が大きく売られました。  「商社」の反応は限定的でしたが、「半導体製造装置」では通期予想を上方修正した大日本スクリーン製造 <7735> や第1四半期実績が市場予想を大きく上回った日立ハイテクノロジーズ <8036> が買われましたが、上方修正に踏み切ったものの市場予想に届かなかったディスコ <6146> や、黒転となったものの期待に届かなかったアドバンテスト <6857> が下げました。  「海運」では日本郵船 <9101> と商船三井 <9104> が下方修正となったものの株価が安値圏にあり調整していたことから悪材料出尽くしとなり買われました。(執筆者:金山敏之 マネックス証券シニア・マーケットアナリスト 編集担当:サーチナ・メディア事業部)
今回は先週木曜日に続いて輸出関連・景気敏感株の主な銘柄の決算を「重機、自動車、精密、商社、半導体製造装置、海運」の業種ごとに集計してみました。
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2014-08-18 17:30