マツダが中国市場で「孤軍奮闘」 日系メーカーは総じて苦戦も=中国メディア

中国メディアの華夏時報は15日、中国汽車工業会が発表した7月の自動車販売台数を引用し、マツダの中国市場における販売台数が前年同期比36.4%増の1万5934台に達したと紹介、「日系自動車メーカーの販売台数が下振れするなか、マツダが販売を伸ばしている」と論じた。
記事は、北京市内にあるマツダの販売店を訪れたところ、客足が絶えず、販売員が接客に忙殺されていたと紹介。さらにマツダの販売店の関係者が、「全国規模で見れば販売は安定している。アテンザのブランドイメージが今後さらに成熟し、クロスオーバーSUVのCX-7が発売されれば、下半期にはさらに良い結果を得られるものと信じている」と述べたと紹介した。
中国ではアテンザの歴代3モデルを同時に販売しているが、記事は「一部の客は旧モデルがお気に入りのようで、北京市内の販売店では販売の半分がアテンザの旧モデルだ」と伝えた。一方で、アテンザの旧モデルが支持され、良好なクチコミを形成できたことから新型アテンザの販売も好調なのだという。
記事は、日系自動車メーカーのうち、7月の自動車販売台数において前年同期比でプラスとなったのはマツダだけとしながらも、「今後も販売台数を伸ばしていくためには改善すべき点がある」と指摘。
続けて記事は、業界関係者の発言として、「アテンザはとても良い車だが、プロモーションや商品投入のタイミングが良くない。アテンザを例にすると、新車の命名からラインオフ、そして発売までたびたび大きな話題になりながらも、発売後には“品切れ”状態となった」と主張。
また、マツダがアテンザの歴代3モデルを同時に販売していることについて、「フォルクスワーゲンなどに比べ、歴代モデルを同時に発売するうえでの経験が不足している」と主張。新モデルと旧モデルでは価格差はあるとしながらも、「新旧商品のポジショニングや生産管理、戦略的な価格体系に改善の余地がある」と論じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C)Alexandr Blinov/123RF.COM)
中国メディアの華夏時報は15日、中国汽車工業会が発表した7月の自動車販売台数を引用し、マツダの中国市場における販売台数が前年同期比36.4%増の1万5934台に達したと紹介、「日系自動車メーカーの販売台数が下振れするなか、マツダが販売を伸ばしている」と論じた。(イメージ写真提供:(C)Alexandr Blinov/123RF.COM)
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2014-08-19 08:45