中国の製造業は 「高付加価値の産業」に転換しつつある=韓国

中国メディアの中国日報網は18日、韓国の亜洲経済の報道を引用し、中国の製造業が「高付加価値の産業へと転換しつつある」と伝え、韓国が中国経済に大きな影響を受けている現状を紹介した。
記事は、韓国の株式市場に上場している企業のうち、現在の株価が2014年の年初から2桁増になっている企業はLGエレクトロニクスを除いてすべて「中国企業と直接的な競合関係にない企業ばかり」だと指摘。さらに現在の株価が年初より2桁以上下落している企業は「中国企業との競争が激化している、もしくは中国市場での営業利益が減少している企業だった」と伝えた。
韓国の化粧品メーカーのアモーレパシフィックの株価が年初から2倍以上となったことについて、記事は「巨大市場である中国で人気を集めたことこそ、アモーレパシフィックの株価を押し上げた要因」と指摘した。
一方、中国造船業が受注量、建造量、受注残高のいずれにおいても2年連続で韓国を上回って世界1位となったが、これによって韓国の現代重工業は2014年第2四半期に巨額の赤字を計上することになったと指摘。サムスン電子は中国のスマートフォン市場において中国企業の猛烈な追い上げを受けていると紹介、株価は年初から8.1%も下落していると論じた。
続けて専門家の発言を引用し、「韓国の大企業の業績は中国の輸出業によって大きな影響を受ける」とする一方、「中国の内需拡大はチャンスであり、戦略の調整を適時行う必要がある」と論じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
中国メディアの中国日報網は18日、韓国の亜洲経済の報道を引用し、中国の製造業が「高付加価値の産業へと転換しつつある」と伝え、韓国が中国経済に大きな影響を受けている現状を紹介した。(イメージ写真提供:123RF)
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2014-08-19 10:00