日本の自動車メーカーは、「中国で暴利を貪ってきた」=中国メディア

中国の国家発展改革委員会が先日、日本の自動車部品メーカー12社に対して独占行為にかんする調査を実施し、処罰を科したことについて中国メディア・中国中央人民ラジオ局は17日、日本の自動車メーカーが中国市場で暴利を貪る時代はもう戻って来ないと報じた。
同局のウェブサイト・中国広播網は17日、同局のニュース番組の中でこの件が取り上げられたことを紹介。同委員会が1000社を超える国内外資本の自動車企業に対して独占行為にかんする調査を実施しており、そのなかには独占行為の疑いで処罰を受けた日本の部品メーカー12社も含まれていたとした。
そして、日本企業による独占行為について業界関係者が「企業どうしが団結して悪事をはたらき、利益を貪ることが暗黙のルールとなっていた」と解説したことを紹介。入札にさいして一社だけ低い値段を提示するよう複数企業が内通しており、これらの企業が持ち回りで受注するといういわゆる「横向きの独占行為」であり、このスタイルが日本企業にとって常識となっていたと伝えた。
番組では、ニュースに対する評論として「中国の消費者を『太った羊』とみて利益をあげてきた日本メーカーにとっては、今回の調査はもっとも厳しい警告となった。公平かつ透明な市場環境こそが、経済を前進させる」とコメント。さらに「調査が進むにつれて、日本企業が中国市場で『寝っ転がったまま金儲けをする』ように暴利を貪ってきた時代は、もう戻って来ないだろう」と評した。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
中国の国家発展改革委員会が先日日本の自動車部品メーカー12社に対して独占行為にかんする調査を実施し、処罰を科したことについて中国メディア・中国中央ラジオ局は17日、日本の自動車メーカーが中国市場で暴利を貪る時代はもう戻って来ないと報じた。(イメージ写真提供:123RF)
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2014-08-19 10:15