日経平均終値は127円高、朝高後は小幅なレンジでのもみ合い
19日の日経平均株価終値は、127円19銭高の1万5449円79銭と7日続伸。
ウクライナ情勢の落ち着きもあり、前日のNYダウが175ドル高と急反発したことから、日経平均は129円高の1万5451円と大幅に上昇して取引をスタートした。
しかし、その後は手掛かり材料難で売り・買いともに積極性を欠き、1万5450円付近での小幅なレンジでのもみ合いが続いた。
個別では、築地市場の跡地がカジノ候補地と報じられたことで、築地魚市場 <8039> 、中央魚類 <8030> やテックファーム <3625> など関連株が急騰。エアアジアが経営支援を検討との報道で資金繰り改善が期待されたスカイマーク <9204> はストップ高を付けている。
ほかにも、投資判断の引き上げが好感されたダイキン工業 <6367> や、投資ファンドによる買いが注目されたKLab <3656> 、今10月期純利益予想を上方修正したモルフォ <3653> が大きく買われ、今6月期の業績予想が好感された総医研ホールディングス <2385> 、上限10億円の自社株買いが材料視されたフージャースホールディングス <3284> なども急伸している。
一方、新株発行と株式売り出しを発表したヨロズ <7294> は急落。今6月期計画が市場予想を下回ったことが嫌気されたドン・キホーテ <7532> 、投資判断の引き下げが売り要因となったシチズンホールディングス <7762> が軟調となり、訪日観光客向けのスマホ新サービスが報じられた日本通信 <9424> も大きく売られた。
業種別では、不動産、石炭・石油製品、機械、電力・ガス、倉庫株などが買われ、その他製品、小売株が弱い動きとなった。(編集担当:片岡利文)
19日の日経平均株価終値は、127円19銭高の1万5449円79銭と7日続伸。
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2014-08-19 14:30