PC使用調査・・・ブラウザ・トップに「よく使うサイト集約」求める声

 総合マーケティング支援を行なうネオマーケティング(本社・東京都渋谷区)は8月1-5日の5日間、自分用のパソコンを持っている全国の20-50代の男女各300人、計600人を対象に、「パソコンの利用に関するアンケート」を実施した。スマートフォンやタブレットが普及しつつつあるが、約9割がパソコンを毎日利用と回答した。ブラウザのトップページでは「よく使うWEBサイトが集約されている」ことを望む人が多かった。  「パソコンを毎日使う」と回答した人は、50代回答者で93.3%、40代で90.0%、30代で86.7%、20代で81.3%、全体では87.8%だった。スマートフォンやタブレットの普及で若い世代のパソコン利用度は減少しているとみられるが、それでも全体としては9割近く、20代でも8割以上がパソコンを毎日利用している。  主に使っているブラウザでは、インターネット・エクスプローラー(IE)が54.7%、グーグル・クロームが24.3%だった。ただし、50代では65.3%だったIE愛用者は20代では47.3%に落ち込む。一方で50代で16.7%だったグーグル・クローム愛用者は、20代では29.4%に上昇する。  最もよく使う検索サイトでは、ヤフー(Yahoo!)を挙げた人が62.8%、グーグルは31.9%だった。特に女性は7割以上がヤフーと回答した。  「ブラウザを立ち上げた際に、トップページに設定している検索サイト」についても第1位がヤフー(60.8%)、第2位がグーグル(22.2%)との結果を得た。  検索サイトやトップページの設定については「こだわりはなく習慣」、「PCを買った時から変更していない」などの回答が多かった。20代男性では85.3%が「自分の好きなページに変更している」と回答したが、30代および50代の女性はいずれも約半数が「PCを買った時から変更していない」と回答した。  理想のトップページについては「よく使うWEBサイトが集約されている」が55.3%で最も多く、「見やすい」(46.3%)、「操作が簡単」(23.7%)、「好きなサイトに変えやすい」(18.7%)などが続いた。  ネオマーケティングは、ブラウザのトップページ選択について、今後は「カスタマイズやサイト/ページ移行の容易さがTOPページに求められてくる」可能性があると分析。  現在は人気の高い「ヤフー」や「グーグル」の場合、トップページからでは「ヤフオク!」や「Gmail」のような関連サービスへのリンクしかないが、最近では好みのサイトを並べたトップページを簡単に作成でき、しかも、望むサイトにワン・クリックでアクセス可能なナビゲーションサービスも登場していると分析した。  トップ・ページの設定で、注目を集めるであろう代表格としてヤフーの「My Yahoo!」、Windows8のモダンUIなどがある。ネオマーケティングはさらに、「最近では中国発のHao123なども急成長」と指摘した。  Hao123関係者によると、2013年にはPV(ページ・ビュー)が1億を超え、2014年になってからはさらに2割程度増加したという。(編集担当:中山基夫)
総合マーケティング支援を行なうネオマーケティング(本社・東京都渋谷区)は8月1-5日の5日間、自分用のパソコンを持っている全国の20-50代の男女各300人、計600人を対象に、「パソコンの利用に関するアンケート」を実施した。
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2014-08-19 18:45