東武住販は連続最高純益更新を見直し下げ過ぎ訂正期待の割安株買いで続伸

  東武住販 <3297> (JQS、福Qボード)は、2円高の992円と続伸して始まり、今年8月11日につけた上場来安値941円からの一段の戻りを窺っている。このところ上値限界となっていた25日移動平均線をクリアしており、今5月期純利益の連続した過去最高更新予想を見直して下げ過ぎ訂正期待の割安株買いが続いている。7月23日のビューホテル <6097> (東2)以来、約7週間中断していた新規株式公開(IPO)が、9月11日のジャパンインベストメントアドバイザー(JIA) <7172> (東マ)のIPOで再開されることも、直近IPO株人気の再燃期待を高めよう。 ■2店舗を新規出店し引き続き自社不動産売買事業に注力   同社の業績は、前5月期業績が、ほぼ今年5月22日のIPO時予想通りに着地し、配当をIPO時の16円から20円に増配したあと、今期業績については、売り上げ47億1600万円(前期比9.3%増)、経常利益3億7400万円(同15.6%増)、純利益2億1700万円(同14.4%増)と予想し、純利益は、前期の過去最高を連続更新する。IPOで調達した資金を投入して2店舗の新規出店を進めるほか、営業員の増強により各地情報源の地元同業者との連携を強化し、自社ホームページの不動産売買サイトをリニューアル、引き続き自社不動産売買事業に注力するとともに、不動産賃貸事業でも仲介手数料の拡大を図ることなどが要因となる。   今期配当は、前期に増配した20円配当を継続する。 ■PER6倍台、PBR1倍割れ、配当利回り2.0%となお下げ過ぎを示唆   株価は、今年5月22日に公開価格1250円でIPOされ公開価格を150円、12%上回る1400円で初値をつけ、上場来高値1423円まで買い進まれたあと、IPO人気の一巡で同安値1000円と調整、いったん1166円と戻したが、全般相場の調整とともに1株純資産1080円を割る同安値941円まで下ぶれ、底固めを続けてきた。PERは6倍台、配当利回りは2.0%と下げ過ぎを示唆しており、まず1株純資産クリアから公開価格を奪回し、さらに上場来高値を目指す底上げ展開に弾みをつけよう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
東武住販<3297>(JQS、福Qボード)は、2円高の992円と続伸して始まり、今年8月11日につけた上場来安値941円からの一段の戻りを窺っている。
economic
2014-08-20 10:15