ＫＤＤＩが堅調、今３月期の海外増益見通しが好感される

　ＫＤＤＩ <9433> が堅調。前場に６４円高（１．１％高）の５９９７円まで上昇している。 　２０日付の日本経済新聞が、同社の海外積極展開と収益拡大について報じたことが手がかりとなった。 　ＫＤＤＩの今１５年３月期の海外事業の営業利益は、前期比２３％増の１４０億円と観測されている。海外でのデータセンター運営事業が拡大、中国などで顧客増加が寄与しており、今期の海外営業利益は過去最高を更新するもようという。 　また、ミャンマーの郵電公社との提携など個人向けサービスの新展開も計画されているもようだ。 　同社の今３月期の業績予想は、営業収益が前期比６．１％増の４兆６０００億円、海外売上高は同１８％増の３１００億円程度を見込む。営業利益は同１０．１％増の７３００億円を計画している。（編集担当：片岡利文）